新宿 耳鼻科 耳鼻咽喉科 インフルエンザ

インフルエンザ

インフルエンザの原因

インフルエンザはインフルエンザウイルスがのど、鼻、気管支の粘膜に感染する急性の呼吸器感染症です。

A型、B型、C型と、インフルエンザウイルスには3つの型がありますが、A型およびB型であることがほとんどです。

インフルエンザの症状

インフルエンザに感染すると、普通の風邪と比べて激しい症状が急激に出てきます。

インフルエンザ予防接種を受けている方は、インフルエンザ予防接種を受けていない方に比べて、インフルエンザに感染すると症状が軽くすむ場合が多いです。

潜伏期間は1~3日前後ですが、発熱、咳、鼻水、のどの痛み、頭痛、筋肉痛、関節痛、腰痛などの全身症状が現れます。

まれにおなかの調子が悪くなることもあり、嘔吐、下痢、腹痛が起きる場合があります。

インフルエンザの検査

インフルエンザが疑われる場合は、鼻の粘膜を綿棒でこすり、インフルエンザA型もしくはインフルエンザB型にかかっているかどうかを判定します。

インフルエンザ感染初期ですと、インフルエンザの増殖量が不十分なため、検査しても結果がでないことがありますので、次の日以降に再度検査することもあります。

インフルエンザの治療法

インフルエンザの治療は、医師の指示に従ってください。熱が高いからといって、自己判断でボルタレンやポンタールなどを使ってしまうと、副作用で重篤な症状になってしまう可能性があります。

インフルエンザの治療に使われる薬はタミフル(飲み薬)、リレンザ(吸い薬)、イナビル(吸い薬)などがあります。

状況にあわせて使い分けます。

抗インフルエンザ薬の添付文書にも「抗ウイルス薬の投与がインフルエンザ感染症の全ての患者に対して必須ではないことを踏まえて、患者の状態を十分観察した上で、使用の必要性を慎重に検討すること。」と明記されています。

なお、抗インフルエンザ薬は、インフルエンザに感染した全ての患者さんに投与する必要があるわけではありません。


リレンザ(吸い薬)

リレンザは吸入する抗インフルエンザ薬です。ご自宅でパウダー状の薬を自分で口から吸入する薬です。

A型インフルエンザ、B型インフルエンザ両方に効果があります。

リレンザの長所
吸入薬であり、全身へ吸収されにくいので安全性は比較的高いと考えられます。リレンザの短所 薬剤を吸い込む力がないと、効果が不十分になる可能性があります 気管支喘息があると使用できないこともあります。(気管支攣縮・呼吸困難の出現の可能性があるため) タミフルでは慢性呼吸器疾患への予防投与が認められていますが、リレンザでは認められていません。 タミフルと比較すると投与された人数が少ないため、今後新たな副作用が報告される可能性もあります。 使用後に異常行動を起こした事例が、少ないながらも確認されています。

イナビル(吸い薬)

イナビルはリレンザと同様、吸入する抗インフルエンザ薬です。1回の吸入でインフルエンザ治療が終了します。

上手に吸入できるように、調剤薬局で吸入してから帰宅していただくこともあるようです。

A型インフルエンザ、B型インフルエンザ両方に効果があります。

年齢によって吸入する回数に違いがあり、10歳未満の方は1容器(2吸入が1回分)10歳以上の方は2容器(4吸入が1回分)になります。

イナビルの長所
吸入薬であり、全身へ吸収されにくいので安全性は比較的高いと考えられます。
イナビルの短所
タミフルと比較すると投与された人数が少ないため、今後新たに副作用が報告される可能性もあります。
気管支喘息があると使用できないこともあります(気管支攣縮・呼吸困難の出現の可能性があるため)

タミフル(飲み薬)

タミフルは飲み薬の抗インフルエンザ薬です。1日2回、5日間の服用が目安になります。

A型インフルエンザおよびB型インフルエンザに有効な抗ウイルス薬です。

国内での使用頻度が高く優れた実績を有する反面、異常行動など副作用についての懸念があることから、原則として若年者(10代の方)では使用しないことになっています。

タミフルの長所
飲み薬であるため、投与が比較的簡単です。飲み薬のため、吸い薬と違い吸い込んだかどうかはっきりしない不安を感じることがありません。 一定の条件を満たした場合は、タミフルの予防投与が認められています(保険適応ではありません)タミフルの短所 服用後の異常行動との因果関係が不明の状態です。 服用後に腹痛、下痢、嘔吐の生じる頻度が比較的あります(腹痛27.5% 下痢5.5%、嘔気3.9%など)

ラピアクタ(点滴薬) 

ラピアクタは静脈から全身に投与する抗インフルエンザ薬(点滴の薬)です。

新宿駅前クリニック内科ではラピアクタは使用しておりません。

 

シンメトレル(飲み薬) 

シンメトレルはタミフル発売前には使用されていたA型インフルエンザにのみ有効な抗インフルエンザ薬です。シンメトレルは、新型インフルエンザ(豚由来インフルエンザA:H1N1)には耐性があるとの報告があり、第一選択薬ではないため、新宿駅前クリニック内科では処方しておりません。

インフルエンザの予防

インフルエンザの予防は、流行する前にインフルエンザ予防接種をすることです。インフルエンザ予防注射を打てば必ず、インフルエンザが予防できるわけではありませんが、感染した場合でも症状を軽減されます。

新宿駅前クリニックでは、インフルエンザ予防接種は1回3000円(税込み)でおこなっております。ご希望でしたら、受付時間内にご来院ください。ご予約は必要ありません。

インフルエンザの注意点

インフルエンザが流行した場合、学校が学級閉鎖や休校にする必要が出てくる場合もあります。なかなか仕事を休めない方が職場では無理をして出勤し、他の人にうつしてしまい職場内で流行してしまうこともあります。インフルエンザが疑われる人がいたら、内科や耳鼻科(耳鼻咽喉科)などの病院を受診し、インフルエンザに感染していたら、仕事を休むように指導することも必要です。

抗インフルエンザ薬のタミフル、リレンザ、イナビルなどは病期を短縮する事がわかっています。発熱してからかなり時間が経過した段階で、インフルエンザと診断された場合は、病期の短縮があまり大きなメリットにならないこともあり、タミフル、リレンザ、イナビルなどの抗インフルエンザ薬を投与せず、自然に治すこともあります。